馬場章は東京藝術大学大学院で銅版画を学び、銅版画を中心に様々な技術との組み合わせを試みている。
様々な版画製法を組み合わせたその独自の手法により、作品は写実的ではあるが、精神性のようなものを感じるものになっている。
写真は固有の対象が必要となるが、馬場章の対象は固有では無い意識となり、見てきたものや潜在的な記憶が作品を独自なものに昇華させている。
Biography
1952年 福岡県北九州市生まれ
1976年 東京芸術大学大学院版画専攻修了
1994年 果実の受胎展(埼玉県立近代美術館)
1999年 馬場章版画展 福岡市立美術館、福岡 (収蔵作品による)
1999年 ギョール国際ドローイング,グラフィックアートビエンナーレ ギョール、ハンガリー
2000年 クラコウ国際版画トリエンナーレ クラコウ、ポーランド
2003年 トロワリヴィエール国際現代版画ビエンナーレ トロワリヴィエール、ケベック、カナダ ベルサイユ国際銅版画展 ベルサイユ、フランス
2004年 北九州版画考 (北九州市立美術館)
2005年 現代版画の潮流展 町田市立国際版画美術館/松本市立美術館