筆塚稔尚

心の潜在的な意識や妄想を、自由に表現する版画家。

 

木版からメゾチント等様々な版画手法を用いて表現をしており、同じ作家とは思えないほど多種多様な作品を生み出している。それは手法からのみ生まれる訳ではなく、心の中にある潜在的な意識をもとに描かれることもその要因となっている。

 

同じ場所、同じ対象でもその時々の精神状況により、感じ方は全く異なり、その時々の感じたありさまを自由に表現し、イマジネーションに溢れた作品となっている。

Biography

1957年 香川県生まれ

1981年 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科卒業

1983年 東京芸術大学 大学院 美術専攻科終了

1983年 春陽会展(新人賞)

1984・1987年 西武版画大賞展(優秀賞)

1987年  中華民国国際版画ビエンナーレ展(銀賞)等を受賞

2000年  1年間文化庁在外研究員としてポーランドに滞在