臨済宗大徳寺派大本山 大徳寺塔頭黄梅院二十世住職として有名な小林太玄は、多くの書を残しています。
小林太玄が住職を務める大徳寺塔頭黄梅院は、1562年に織田信長が父・信秀の追善供養のため春林宗俶(大徳寺98世)を迎えて創建、黄梅庵と名付けられました。
1582年の本能寺の変により信長が急逝し、その葬儀が羽柴秀吉により大徳寺で盛大に行われ、秀吉は信長の塔所として黄梅庵を改築しましたが、主君の塔所としては小さすぎるという理由から大徳寺山内に総見院を新たに創建しました。
その後、小早川隆景の帰依を受け、堂宇を整備し、黄梅院と改められました。
1588年に隆景の援助で本堂が建立され、当院は近世を通じて小早川氏の宗家である毛利氏の保護下にありました。
院内には毛利家、織田家の墓所のほか、小早川隆景等の墓塔があります。
Biography
1938年 中国奉天生まれ、6歳にて出家
1961年 花園大学卒業 相国僧堂に掛塔 大津暦堂に参禅
1975年 京都大徳寺塔頭 黄梅院住職に就任